2011年10月 5日

BIG-IP LTM VE on ESXi 4.1(インストール後編)

BIG-IP LTM VE on ESXi 4.1(インストール前編)では、ESXiにイメージをデプロイするところまででしたので、後編では BIG-IP LTM VE の初期セットアップの方法をご紹介します。

管理IPアドレスの設定

デプロイが完了したら BIG-IP LTM VE を起動し、VMwareのコンソールからコマンドラインでログインします。ユーザIDとパスワードは、WEB管理画面とログインに使用するものと違いますので注意してください。
ログインしたら、以下のコマンドを参考に管理IPアドレスとゲートウェイアドレスを設定してください。

BIG-IP 10.1.0 Build 3341.1084
Kernel 2.6.18-164.2.1.e15.1.0.f5app on an i686
bigip1 login: root
Password: default
[root@localhost:NO LICENSE] config # tmsh
root@localhost(NO LICENSE)(tmos) # create sys management-ip 管理IPアドレス/サブネット
root@localhost(NO LICENSE)(tmos) # create sys management-route default gatewayアドレス
root@localhost(NO LICENSE)(tmos) # save sys base-config


BIG-IP LTM VE の初期セットアップ

管理IPアドレスを設定したら、ここからはWEB管理画面よりセットアップを行います。ブラウザを起動して、先ほど設定した管理Pアドレスに対してHTTPSでアクセスしてください。ここでは、ここでは管理IPアドレスを192.168.40.20としています。また、WEB管理画面のログインで使用するユーザIDとパスワードは以下の通りです。

URL https://192.168.40.20 (設定した管理IPアドレス)
ユーザID admin
パスワード admin

BIG-IP-VE_11.jpg


ログインが完了するとセットアップ画面が表示されます。「 NEXT 」ボタンを押してセットアップを開始してください。

BIG-IP-VE_12.jpg


まずはライセンスの適応になります。「 Activate 」ボタンを押してください。

BIG-IP-VE_13.jpg


ovaファイルをダウンロードする際に取得したライセンスを 「Base Registration key 」のところに入力します。インターネットにアクセスできる状態であれば、登録したライセンスの認証を自動で行うことが出来ますが、今回は手動でライセンスの認証を行います。「 Activation Method 」を「 Manual 」にチェックをいれ「NEXT」ボタンを押します。

BIG-IP-VE_14.jpg


まず、「 Step1: Dossier 」欄に表示されているランダムな文字列をコピーします。「Step2: License Server 」のリンク「 Click here to access F5 Licenseing Server 」をクリックしてF5ネットワークのライセンスサイトにアクセスします。リンク先のURLは「 https://activate.f5.com/license/ 」となります。

BIG-IP-VE_15.jpg


ライセンスサイトが表示されたら、先ほどコピーしたランダムな文字列を貼り付け「 NEXT 」 ボタンを押します。

BIG-IP-VE_16.jpg


同意画面です。「 I have read and agree to the terms of this license 」にチェックを入れて「 NEXT 」ボタンを押します。

BIG-IP-VE_17.jpg


Activateが完了したら、以下の画面が表示されます。今度は表示されたテキストをコピーしてください。

BIG-IP-VE_18.jpg


BIG-IP LTM VE の管理画面に戻ります。「 Step3:License 」に先ほどコピーしたテキストを貼り付け「 NEXT 」ボタンを押します。

BIG-IP-VE_19.jpg


Activationが完了すると以下の画面が表示されます。「 Continue 」ボタンを押して下さい。

BIG-IP-VE_20.jpg


ライセンスの次はリソースセットアップになります。特に変更する項目も無いので「 NEXT 」を押します。

BIG-IP-VE_21.jpg


ホストの基本設定です。「ホスト名」、「HA構成」、「タイムゾーン」や「パスワード」等の設定を行います。以下の画面を参考に入力を行ってください。ホスト名はドメインまで入力しないとダメなようです。後、以下の参考画面ではHigh Availability を有効にしていますが、冗長化が不要であれば「 Normal 」を選択してください。

BIG-IP-VE_22.jpg


パスワードを更新したので、改めてログインしろと警告されます。「 OK 」を押してください。

BIG-IP-VE_23.jpg


ログイン画面が表示されますので、先ほど設定した新しいパスワードを使ってログインしてください。

BIG-IP-VE_24.jpg


ここで管理IPアドレス以外のネットワーク設定も出来ますが、後からでも設定が可能なのでここでは「 Finish 」を押します。

BIG-IP-VE_25.jpg


本来ログイン直後に表示される管理画面が表示されます。画面上部に「 Setup Utilty Complete 」と表示されていればセットアップが完了です。

BIG-IP-VE_26.jpg


以上で、BIG-IP LTM VEのセットアップは完了です。
今回は仮想アプライアンスのHAの動作を確認しようと思っていたので、後もう一台をセットアップです。

2011年10月 3日

BIG-IP LTM VE on ESXi 4.1(インストール前編)

負荷分散でおなじみのF5ネットワークですが、VMwareなどの仮想上で動作する仮想負荷分散アプライアンス(BIG-IP Local Traffic Manager Virtual Edtion)を販売しています。今回そのBIG-IP LTM VE のトライアル版をVMware ESXi 4.1 Update 1 上にインストールしてみました。
 

BIG-IP LTM VE のトライアル版の特徴

BIG-IP Local Traffic Manager Virtual Edtion のトライアル版の特徴については以下の通りとなります。

  • Local Traffic Manager の機能が利用可能
  • 速度制限は1Mbps
  • 90日の使用制限

非商用で10Mbps無期限の評価ライセンスが16万(定価)で販売されているようです。もちろん個人では手が出せませんが。。。
 

インストール環境

今回、VMware ESXi 4.1 Update 1 にインストールしましたが、ESXで必要としたリソースは以下の通りです。ESXiに BIG-IP LTM VE を搭載可能なリソースが残っているか確認してください。

  • CPUコア1つ
  • メモリ1GB
  • ディスク10GB(シンプロ可)

     

BIG-IP LTM VE トライアル版のダウンロード

以下のページより無料登録を行ってからBIG-IP LTM VE トライアル版をダウンロードしてください。

■BIG-IP LTM Virtual Editionのダウンロードフォーム
http://www.f5networks.co.jp/product/bigip/ve/trial.html

2011年10月現在では、評価で使用できるトライアル版のバージョンは「10.1.0」だけのようです。ファイルのリンクに「 Virtual-Edition-Trial 」と Trial が付いているので目印にしてください。ちなみに、10.1.0以外のVirtual-Editionでインストールを行った場合は、ライセンスのアクティベーションが出来ませんでした。

対象ファイル:BIGIP-10.1.0.3341.1084.ova.zip

同サイトよりトライアルライセンスを取得することができます。トライアルライセンスは同時に4つまで取れます。後でライセンスが必要になるので、ここで取得しておいてください。
 

BIG-IP LTM VE のデプロイ

ダウンロードした BIG-IP LTM VE のovaファイルを使ってESXiにデプロイします。まず、vSphere Client を起動してESXiに接続してください。続いて、「ファイル」から「OVFテンプレートのデプロイ」を選択します。

BIG-IP-VE_01.jpg


参照から「 BIGIP-10.1.0.3341.1084.ova.zip 」を選択して「次へ」を押してください。

BIG-IP-VE_02.jpg


ovaファイルの詳細が表示されます。単なる情報なので「次へ」を押してください。

BIG-IP-VE_03.jpg


エンドユーザ使用許諾契約書です。「承諾」ボタンを押してから「次へ」進んでください。

BIG-IP-VE_04.jpg


ESXi上で表示される名前を入力します。特にこだわりが無ければ、そのまま「次へ」を押してください。

BIG-IP-VE_05.jpg


ディスクフォーマットの設定です。ディフォルトは「 シックプロビジョニング フォーマット 」が選択されていますが、ディスク容量を有効に使いたいので、ここでは「 シンプロビジョニング フォーマット 」を選択しました。ディスクフォーマットを選択して「 次へ 」を押してください。

BIG-IP-VE_06.jpg


ネットワークの設定です。「 Management 」、「 Internal 」、「 External 」の3つのインターフェース(ソースネットワーク)に所属する仮想スイッチ(ターゲット ネットワーク)を選択して「次へ」を押してください。

BIG-IP-VE_07.jpg


デプロイ前の最終確認です。設定した内容を確認して「終了」を押してください。「終了」を押すとデプロイが開始します。

BIG-IP-VE_08.jpg


以下、デプロイ中の画面です。

BIG-IP-VE_09.jpg


デプロイが正常に完了したら以下の画面が表示されます。「 閉じる 」を押してデプロイした仮想ホストが登録されていることを確認してください。

BIG-IP-VE_10.jpg


ovaを試用したBIG-IP LTM VE のデプロイの手順は以上です。初期セットアップについては、BIG-IP LTM VE on ESXi 4.1(インストール後編)でご紹介します。